2月10日に行われた「iRacing present Bathrst 12 Horus Split7」に暇racing極みはAMG GT3でエントリーし、24位で完走した。
予選3位からのスタートで表彰台も期待された暇racing極み。
しかし、レースの女神は微笑んではくれなかった。
スタート直後から車には電気系統のトラブルが発生していた。
しかし、軽微なものだったため次のスティントまで耐えることを選択したが、この判断は迂闊だった。
スタートから3周目。突如暇racing極みのマシンがストップした。
何とか再スタートはできたものの、その時には最下位になっていた。
そこから追い上げ中盤争いに加わったが、狭いコース幅に何台ものマシンがひしめき合う状況。「それ」は起きた。
クラッシュだ。
最終コーナーの一つ前のコーナーで他車と接触し、クラッシュ。これにより30分の修復が入った。
その後も厳しい展開が待っていた。
ピットアウト後、2度目の電気系トラブルが発生。道をふさぐような形で停止してしまい、後続車と接触。またもピットでの修復を余儀なくされた。
そしてピットアウトをした暇racing極み。そこから失った順位を取り戻していく。
バトンを順調に回して、周回数を重ねていきチームも落ち着きを取り戻し、再びレースに集中し始めていた。
何事もなくもうなにも起きないと思っていた。
だが数時間後、エンジンが停止した。
暇racing極みがiRacingに参戦して初めての出来事だった。
チーム内に不穏な空気が流れる。このままでは完走ができない。リタイアの文字が頭をよぎった。
ここまでトラブルを抱えても、必ずゴールまで走り切ってきた暇racing極み。リタイアだけは絶対に避けたい。
その思いがチームを動かす。とても長い時間だったが、クルーの必死の修復作業のおかげでマシンに再び火が入った。
コースに戻った時には順位よりも完走を目指して走った。とにかくゴールだけを目指して走り続けた。
結果は周りのトラブルやリタイアなどもあり、24位でのフィニッシュとなったが、それよりも今回も完走出来た。それが一番重要なことなのだ。
ゴール後、同じ日本チームのTC CORSE e-Sportsの2台と健闘をたたえ合った。
今回のレースは過去のレースよりも厳しく、改めて「耐久」の難しさを教えられるものとなった。
しかし、学ぶことも多かった。これを糧にできるように前を見て、走り出さなければならない。
次戦セブリング12時間では、どれほどのパフォーマンスが出せるか。
理想に近づけるよう、やるしかない。
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